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2011-09-10(Sat)

中国人ツアーご一行様

新疆ウイグル自治区の烏魯木斉(ウルムチ)でのこと。


特に予定も無かったので人民公園あたり散歩していると、「天池」行きのツアーを売ってる露店があった。


CIMG0613.jpg

言葉は全くわからないが、おばちゃんが「パンヤオ!パンヤオ!」と言ってくるので、50元渡すと、ボロボロの紙切れをくれた。

「明日の朝10時にここに来てくれ」、と言うことらしい。



翌朝、僕は風邪をひいた。

なんだか熱っぽい。

ツアー参加をどうするか悩んだ。

なにせ、どんなツアーなのか、出発時間と集合場所以外何一つわからないんだ。

往復交通だけなのか、添乗員がいるのか、英語通じるのか、外国人でも大丈夫なのか、いつ終わるのか。

ここは中国の辺境。砂漠のど真ん中。

本当の意味のミステリーツアー。


「天池」はネタとして面白そうだから、とりあえずバスには乗って休んでいようと思って人民公園に出かけた。




CIMG0629.jpg
そこにはこれ以上無いってくらいわかりやすいバスが待っていた。


普段ならこれだけで爆笑ものであるが、熱っぽくて余裕無い。


昨日のおばちゃんが「パンヤオ!パンヤオ!」といって手を振ってくれて、そのまままだ誰も乗ってないバスに乗せられた。


一番乗りだった。


しばらくするとバスに少しずつ人が乗り出したが、全部中国人。

ツアーが売れてなかったのか、おばちゃん達スタッフが道行く人を勧誘してる様子をバスから見てた。


僕はこれからどうなるのだろう。さっぱりわかんない。

集合時間がわからなくなって、途中で置いて行かれたらどうしようか。


そう思ってると、一人スタッフの男の子が入ってきて

"How are you?"

と声をかけてくれた。

やっと言葉が通じそうなので、とりあえず旅程を聞こうと思ったが、男の子が言ったことは、


「入山料200元と、途中のシャトルバス代70元と諸々、285元追加で払って下さい。」

と言うことだった・・・。



これは必ずかかるお金だと言うことで払ったわけだが、それなら最初から50元じゃ無くて全部含めたお金でツアーを売ってくれよと思った。



スタッフの呼び込みが人を集めたのか、バスは満席になったが、僕以外全部中国人。


想像してたとおりというか何というか。



あのどこへ行っても人で埋め尽くす「ウザイ」中国人ツアー客ご一行様に潜伏体験する事になった。




客は全員中国の他の地方から新疆に来た観光客ばかりで、呼び込みに引っかかった烏合の衆だろう。

出発前のバスの中は、座席がどうのこうのと中国人同士が口論を繰り返してた。

どうでもいいことばっか大声で怒鳴るように話すんだもの。本当にウザイ。


そしてクサイ。息から漬け物臭がする。漬け物嫌いの僕には耐えられない臭さ。

体がしんどいから綺麗な空気を吸いたいのに、クサイ、ウルサイ、ウザイ。


そこに添乗員さんがやってきて、中国語でなにやら説明した後、全員の携帯電話の番号を聞き始めた。

これなら置いて行かれることもないだろう。電話繋がるかどうか知らないけどw




バスが出発して、渋滞を抜けて最初に停まったのはガソリンスタンドだった。


そこでガソリンを給油して、また戻って出発。


って、最初から入れておけよ!!




高速道路を少し走って、次に停まったのは「お土産屋さん」。


「VIP」というカードを首にぶら下げられて、冬虫夏草の説明を小部屋で20分くらい聞かされる。

もちろん何を言ってるかわからない。

その後は売り込み攻勢のお土産タイム。


土産も何も、まだ目的に行ってないのだが・・・。


比較的綺麗なトイレがあった事だけが救いだったが、露天でトウモロコシやらキュウリやら売ってて、それらをバスに持ち込んでみんなかじりだして・・・

キュウリの臭いが大嫌いな僕にはもう耐えられない車内になった。

本気で吐きそう。



バスは再び高速を走り、シャトルバスに乗り換えて次に着いたのは「お土産村」


カザフ族の家があって、民族衣装でダンスを踊ってて、なんか飲んで服やら小物やら置物を買えと。


CIMG0647.jpg



すごいよね。

ツアー参加でガソリンスタンドとお土産屋とお土産村から回り出すのって。

中国人はくだらない事にはバカみたいに怒鳴ったりゴネたりするくせに、こういうことには文句を言わないんだ。

嬉しそうに民族衣装着て記念撮影したりものを買ったりしてるし。





お土産村を出ると、ようやく天池に向かって山を登り始めた。

かなり激しいカーブの連続。

天池は標高2000mだ。


雲一つ無い晴天が、次第に曇り始め、天池の降り口に着いたときには小雨が降っていた。



お土産屋ばっか寄らなければ晴れてたのに!



降り口では露天がたくさんあって、なんかチケット貰って汚い皿うどん貰ったけど、食べるフリして全部捨てた。

露店の食べ物は細菌兵器。

エジプトでえた教訓だ。露店のものは絶対食べない。



トイレだけ終わって、添乗員が点呼はじめて、いない人たちに携帯をかけまくった。

これだけ徹底してれば、標高2000mで置いて行かれると言うことだけはないだろう。

まぁ、「タクシー」がたくさんいたのは置いて行かれた人用かも知れないけどw



そこから随分上って、ようやく目的地が見えてきた。



CIMG0655.jpg
これが「天池」だ!



まぁわからん人が殆どだと思うので、なんで僕が「天池」に来たかというと、北朝鮮の聖地「白頭山」にある池が「天池」といって、金正日将軍伝説に色々出てくるからだ。

金正日将軍が生まれた時には、天池を覆っていた厚い氷が割れたとか。

そことただ同じ名前だというだけ。




http://vitzstar.blog51.fc2.com/blog-entry-2605.html
この万寿台にある偉大な金日成主席像の背景も白頭山の天池。






小雨降ってるので2分位見て次へ



もちろんどこへ向かうのか全くわからないが、なにやら石階段を登り始めた。



石階段は先が見えないほど長い。

登り切っても、また曲がって階段が続く。

富士山は平気で登れる僕でも相当しんどかった。


その一番上にあったのは「寺」。


寺も何段階かあって、各所で色々説明をされるが、全くわからない。

一番上の寺まで登り切って、なにやらお祈りをして貰って外へ出ると、雨が本降りになっていた。



そこで添乗員さんが言った言葉。


「フリータイム」



山のてっぺんの寺で、雨具も何も無いところで捨てられた!


何もすることが無く、見るものもないところで2時間も。



雨が弱まる気配は全くなかったので、少しでも強くなる前に集合場所に近づこうと、登ってきた石段を一生懸命駆け下りた。


天池についたときにはもう全身ずぶ濡れ。

雨宿りできる場所も無く、標高2000mの気温でこのまま2時間。

風邪をひいていて体が熱っぽいのに。








「天池」があるということで、主席さまの肖像画の新聞を持ってきていたのだけど、気がつけば主席さまの肖像画を雨からお守りする「苦難の行軍」に変わっていた。


もはや雨は「豪雨」となって、プールに飛び込んだようなずぶ濡れ状態の中で、主席さまの新聞だけは守り抜いた。折れ曲がったけどw


バス乗り場のところにはお土産屋さんがあって、底まで辿り着いてようやく雨宿りをすることが出来た。



添乗員さんはバラバラになった参加者を全員探し出して、バスに詰め込んで助けてくれた。

まぁ、9割は天候にやられ、1割は周りの中国人にやられたって感じだった。

添乗員さんはとてもいい人だった。


帰りのバスは全員ずぶ濡れの状態なのに冷房が入っていて、その送風口から水がポタポタと落ちてくるすごい状況だった。

そんな状況に中国人達は文句をいわず、席を離れて通路に立ったりして水を避けてた。


何でここで文句を言わずに、どうでも良い事ばっか文句を言うのか、不思議でたまらなかった。


砂漠で降水量の少ない烏魯木斉に大雨が降ったと言うことで、市内はあちこち冠水してて、どこもかしこも渋滞、帰りも大変だった。


移動5時間、お土産屋2時間、ずぶ濡れ時間2時間、天池2分。

これが「天池ツアー」だった。





こうして、僕の初めての中国人観光客ツアー体験はくそみそな結果に終わったのでした・・・

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comment

進め!電波中年

パンヤオ=「朋友」?
目隠しされて大陸横断ヒッチハイクに連れていかれなくて良かったね。

中国嫁日記の作者も、同様のバスツアーで酷い目に遭ってたな。

朋友

情報がまるでわからないツアーは目隠しとなんら変わらなかったかも。

中に飛び込んでいろんな様子が見られて良かった。

記念碑の前は記念写真の順番待ちで常に人がいて、記念碑を単独で撮影することが出来ない。
プロフィール

kelog

Author:kelog
属性:平壌の虹原を歩くリア充

マチュピチュ with あずにゃん

「ガンと闘う日記」
2006年7月6日、大腸ガンの結腸摘出手術を受けました。当時26歳。
進行度はステージ2(0~4の真ん中)で幸い他臓器転移は無し。
リンパ節への転移もなかったけど、リンパ管の一部からガン細胞が発見されたと病理検査所見あり。

2011年7月16日、無事5年が経ち完治。

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持ってる資格
第一級アマチュア無線技師
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国内旅行業務取扱管理者
初級システムアドミニストレータ
危険物取扱者乙種4類
無軌条電車運転免許
モールス電信技能認定1級

11syu2.jpg
運転免許証



本籍(暦) 現在「南鳥島」
北海道紗那郡紗那村大字紗那村字シャナ1番地
北海道択捉郡留別村大字内保村字十五夜萠333番地
北海道根室市水晶島ヲワタラウス1番地
北海道根室市志発島湖島ワッカ1番地
北海道根室市多楽島カカマ1番地
北海道根室市勇留島ポントロモイ1番地
北海道根室市秋勇留島ヲダモイ1番地北海道蘂取郡蘂取村大字蘂取村字ヲワタリ7番地
北海道国後郡留夜別村大字留夜別村字ヒロク濱中アカンコロベ1番地
北海道国後郡泊村大字米戸賀村字オタトミ6番地
北海道色丹郡色丹村字シャコタン7番地
島根県隠岐郡隠岐の島町竹島官有無番地
沖縄県石垣市字登野城2392番地
(↑尖閣諸島・魚釣島)
東京都小笠原村硫黄島
東京都小笠原村沖ノ鳥島1番地
東京都小笠原村沖ノ鳥島2番地
東京都小笠原村南鳥島

沖縄県石垣市字登野城2392番地←イマココ!


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